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2006年4月21日 (金)

沈胴しない沈胴式Summicron?

つ・ついにバルナックLEICAを手に入れた(^^)。

とは言え重大な問題を抱えているライカである・・・

問題1.撮影したフィルムの上部に光線漏れを起こす。
     フィルム一本撮っても光線漏れが起きている所と全くない所とが有ります。
     シャッター膜自体はピンホールも無く、よれもヒビもないのですが原因が分かりません。
問題2.ストロボの接点が後で増設されてるがストロボ連動発光せず。
問題3.レンジファインダーは薄くなっていますが無限遠、上下のズレはありません。
問題4.ズミクロンをクリーニングをしようと前玉をひねった所、後玉のリングがずれたみたいで沈胴出来ない。前玉付近の絞り環前のスペーサー位置がおかしく指標がずれている。しかもガタツキあり。

レンズ自体は結構綺麗で酷い傷も無く曇りも見た範囲ではありません。
使う分には問題はないとの事ですが試写はしていません。

*出品者様いわく自分は駄目でしたが治す事が出来たらとてもラッキーだと思って下さい。

しかもレンズは沈胴しない沈胴式

Summicron(ズミクロン)ときたもんだ♪

S1

問題1.撮影したフィルムの上部に光線漏れを起こす。
     フィルム一本撮っても光線漏れが起きている所と全くない所とが有ります。
     シャッター膜自体はピンホールも無く、よれもヒビもないのですが原因が分かりません。

S3

思ったとおりシャッター幕の下側に問題があるようだ。というのもフィルム上部に光線引きがある場合、レンズを通った光は逆像をフィルム室で結ぶのでそう予測した!

先幕の金具↓付近の幕にヨレが発生しているのので擦れて幕が痛みつつある。

対処⇒分解・先幕の下側リボンを貼り直してテンションを上のリボンに合わせる。

幕の下側のテンションが戻り先幕と後幕の重なっている所からの光線引きがなくなった。(上の写真程度に巻き上げて強い光を前から当てて後から覘くと幕同士の間から光が漏れていた。)

問題2.ストロボの接点が後で増設されてるがストロボ連動発光せず。

分解し自作?発光装置を見ると結構瞬間接着剤に頼った固定方法をとっているので外れている部分やぐらついている部分があり、接点が接触不良になっているようだ。

対処⇒自作発光装置の構造を読み解いてガタツイタ部分の補修と接点隙間調整を施し、再度ストロボを接続してトライ! バシッ☆  とりあえずこれでOK

問題3.レンジファインダーは薄くなっていますが無限遠、上下のズレはありません。

対処⇒2重像薄過ぎてピントあわせが出来ないので、正面からみて右側の丸窓の中にフィルムの切れ端(赤い色をつける為)を入れ込んでみる。 結構見やすくなった。とりあえずOK

問題4.ズミクロンをクリーニングをしようと前玉をひねった所、後玉のリングがずれたみたいで沈胴出来ない。前玉付近の絞り環前のスペーサー位置がおかしく指標がずれている。しかもガタツキあり。

S2

絞りの数字を掘り込んだリングの前に点が打ってあるのだがこれは底から撮影した写真なので、本来とは180度程度逆向きになってしまっているようだ。

しかも前述して在るように沈胴しないのである(T T)。

対処⇒分解しながらズミクロンの設計の理解を深め、絞り指標の付け直しをして2.8の位置で開放になっていた絞り羽を2で開放になるようにしたOK。

で、沈胴だが一旦断念しかけたが、再度壊れた原因である出品者の友人が前玉を回して壊したという事から起こりうるトラブルを考えて更にレンズの銅鏡後半分の分解に着手し、故障原因が解明できた。沈胴レンズのガタツキをなくす為に深めの溝が彫ってあるのだが、それが溝の無いところに回した後、沈胴させた為に溝に入るはずのネジの先が溝が無いところに食いついた為に動かないようだ。

ネジ2本を緩め本来の溝のところまで銅鏡を回し、再度ネジ2本を締めこむ。

・・・

直った!!!

S005

これは出品者様の言われたように直ればラッキーで、私はラッキーでした(笑)。

このSummicronはライカのレンズ中の名レンズらしくズミタール50mmを改造したガウスタイプで、当初はズミタールの名で発売する予定だったが、設計変更しズミクロンが誕生。
このレンズはSN1093***1953年製で初期型になります。外観の美しさと精密感も素晴らしいものがあります。このズミクロンは酸化ランタンを最初期型で使用されたトリウムの代用として高性能ガラス製造に使用された。トリウム・ズミクロンはかなりのレアアイテムになっていますが、この初期の酸化ランタンズミクロンもなかなか人気の在るレンズだ。

こんな良いもの3・3万円で良いのだろうか(^^)。返さないぞー!!。

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コメント

前略 はじめましてよろしくお願いします 小生この50ミリにほとほと難儀をしています この記事を拝見して大変さんこうになりました
前半分ははずせたのですが 後郡のネジが見つかりません こうぐん の ネジにいたる過程をご教授いただければ幸甚です
よろしくお願いします 岡山県総社市富原970

投稿: 多賀正弘  | 2013年10月 5日 (土) 17:26

多賀様、はじめまして。
書き込みありがとうございます。
長らく放置状態ですいません^^;

何かのお役に立てたなら幸いです。

先ず大事な事はライカの技術者は凄い工夫をしているという事です^^;
その為に一年違うだけで構造が違っていたりする場合があります。
勿論同じような胴体を持つズミターとズミタールとズミクロンはレンズ以外のパーツも
微妙に違ったりします。

後群のネジですが・・・レンズユニット後方の筒の周囲をルーペで嘗め回すように観察してください。
きっと1mm以下のイモネジ(マイナスネジ)があります。それを緩める(精密ドライバーが必須)必要
があったと思われます。
そしてレンズユニットを沈胴させる外側へと固定する部分(レンズユニットの最後部の真鍮部品)にゴムを
押し当てながら回転させると後群が外れると思われます。
くれぐれも自己責任でお願いします。
また専用工具は必須ですし、無い工具は自分で工作する覚悟でばらされた方が良いと思います。

では^^ノ

投稿: きょー | 2013年10月 5日 (土) 21:22

前略 早速のご回答ありがとうございました 当方の症状はマウントやヘリコイドにかくれてネジは見えない位置にあるらしいです ともかくおおむねご指摘の原因であろうと検討がつきました ありがとうございました ぜんぐんの絞りあたりをさわっていましたら 一瞬パラパラと魔法のようにハネがおちてきました やっちゃいました まったくあちらの機械職人にはまいったまいったの感じです ともあれ ありがとうございました

投稿: 多賀正弘  | 2013年10月 6日 (日) 12:02

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